今年も、日本フィルが九州にやってきます。【第43回九州公演 記者会見レポート】

こんにちは、明日梨(@s2azurin)です。

今回は、九州に住んでいる、オーケストラやクラシック音楽に関心のある方に読んでいただきたい記事となります。

 

九州のプロオーケストラといえば、九州交響楽団ただひとつですが、

40年以上前から毎年、日本フィルハーモニー交響楽団が九州の地を訪れていることをご存知でしょうか。

 

東京を拠点としていながら、主催公演として九州全県を巡回しており、すべての地域において市民の自主的な参加による実行委員会で運営されていることが特徴です。

詳しくはこちらへ。

 

実は昨年秋まで私もよく知らなかったのですが、日本フィルさんとご縁があった際にこの活動に興味を持ち、以来、福岡公演の実行委員会に参加しています。

今年度で第43回となる九州公演の記者会見が12月18日に開催され、私も実行委員として参加してきたので、そのレポートを書きます!

第43回九州公演について

まずは簡単に、第43回九州公演の紹介をさせてください。

出演者

今年の指揮者は井上道義さん。

ソリストは、ピアノの反田恭平さんとヴァイオリンの山根一仁さんです。

演奏曲目と公演日程

メインはベートーヴェンの交響曲第7番マーラーの交響曲第5番

協奏曲はベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番《トルコ風》ブラームスのヴァイオリン協奏曲

となっており、九州各地で少しずつ違うプログラムとなっています。

 

公演日程は2018年2月9日(金)の熊本公演に始まり、2月21日(水)の宮崎公演で締めくくられます。

詳細はぜひこちらのページをご覧ください!
カレンダー形式で各地の公演情報が載っています♪(私が頑張って作りました)

記者会見の様子

後藤事務局長より

まずは日本フィルの後藤事務局長からご挨拶があり、日本フィルの紹介や九州公演の歩み、今回出演される指揮者とソリスト陣の紹介、演奏する曲目の紹介などをされました。

井上道義さんは1976年の第2回九州公演でも指揮を振られていて、今回で4回目の出演となるそうです。

ですが、ベートーベンの7番とマーラーの5番を日本フィルと共演するのは九州外の公演を含めて初めてだとか。

 

ちなみに、(まだ編集途中ですが)過去の九州公演の記録をこちらでご覧いただけます。

九州公演を始めた頃は、5月から6月にかけて公演を行なっていたそうです。

 

今回出演者される3人について、「個性の強い3人をお招きして、我々もどういう演奏になるか楽しみにしております」とお話され、

井上道義さんについては、「日本の音楽界の重鎮といいますか、井上さんの魅力はいろいろありますけれども、全身で音楽を表現なさる指揮ですね。そこから生み出される音楽は本当に素晴らしいというか、体で表現する楽しさに演奏者も引き込まれます」

ソリストの2人についても、「2人とも、圧倒的な実力と人気があって、すでにクラシック音楽界の中心的な存在であります」

と語られました。

 

ちなみに、井上さんと、山根さん反田さんとの年の差は約50歳あるそうですが、井上さんは「(年の差を)感じません」とのことです。

 

また、日本フィルの活動の3つの柱についてお話しされたあと、以下のように九州公演への想いを語られました。

「その活動の原点は九州だと思っています。日本フィルが苦しいときに、真っ先に日本フィルを応援しようと始まったこの九州公演です。他の地域でもこういった活動を行なっていましたが、いろいろと難しいことがあって途絶えていきました。そのなかで、九州も続けられなくなりそうなことがありましたが、皆さんと議論しながら、苦難を一緒に乗り越えて、その結果が今43年の公演に結びついていると思っています。九州で得た経験が、日本フィルの活動に活きています」

井上道義さんより

次に井上道義さんより、ソリスト陣の紹介や曲目の紹介などがありました。

14、15歳の頃から知っているという山根さんについては、「個性豊かというよりも面白い人で、話してても、いろんなことが僕にとっても刺激的」

反田さんについては、「人気があるというだけではなく、とても真面目で、やろうと思っていることをやっているだけで、全く間違っていない」

と語られ、「そういう2人と一緒にやれるのがとても嬉しい」と仰られました。

 

また、第2回九州公演に出演されたということで、当時の思い出をお話されました。

ホールなどの環境がまだ整っていない状況で、苦労しながら各地を回られ、非常に盛り上がったことが忘れられないそうです。

 

今でも続く九州公演について、

「日本フィルがこうやって音楽を届けたり、努力もあるけれど、それを迎えるっていう(九州各地の)不思議な気持ちが日本フィルに感じていられるのは、稀有なことだと思います」

とも語られました。

山根一仁さんより

次に、ソリストの山根一仁さん。
(私の座った位置が悪くて、お話されているときの写真を撮れませんでした。。。)

北海道出身で、初めて九州に来られたのは15歳の頃、なくなる直前のはやぶさ(寝台列車)を見るために熊本を訪れたそうです。

福岡はこの記者会見のために初めて来られたとのこと。

 

井上道義さんと一緒に演奏することについて、

「毎回新鮮なことに取り組むことができる。しかもそれが、新しいことをするっていう目的ではなくて、今日も音楽を楽しもうという気持ちからから生まれる音楽なので、僕はそれが、何よりも、一緒に共演させてもらうときの幸せであり、貴重な、素晴らしい体験」

と語られていて、今回、モーツァルトの協奏曲を4回演奏されますが、毎回違った魅力のある演奏をしていただけそうです。

また、福岡公演のみブラームスの協奏曲を演奏されます。

現在ミュンヘンの大学に通われているということで、よりドイツ・オーストリアの作曲家に触れることが増え、

「伝統をしっかり守った音楽を、僕の色として出したいと思うのではなく、モーツァルトやブラームスを真摯に勉強した結果が毎回僕の音楽として生まれていく」

とも語られました。

反田恭平さんより

今回、スケジュールの都合により反田恭平さんは会見に参加することができず、ポーランドからビデオメッセージを送っていただきました。

今回演奏するピアノ協奏曲第3番を本番で披露されるのは初めてだそうです。

初日の熊本公演を含む5公演で演奏予定であり、

「熊本では被災地ということもあり、この第3番の2楽章は賛美歌、コラールと言いますか、教会で流れるような作品となっているので、そういった思いを込めて弾かせていただけたらなと思っております」

「マエストロ、井上先生をはじめ、日本フィルの皆さんと共演することを心から楽しみにしています」

と語られました。

質疑応答

質疑応答では、曲目が決定するまでの過程など、九州公演の制作を各地の実行委員会と日本フィル側とで相談しながら行なっていることなどの話題が挙がりました。

フォトセッション

登壇されたお三方で写真撮影。

続いて、道義さんと山根さんのツーショットです。

貫禄がありますね。

交流会

会見終了後、道義さん、山根さん、日本フィル事務局の方々と九州各地の実行委員で交流会が行われました。

畏れ多くも、道義さん、山根さん直接とお話させていただき、九州公演が益々楽しみになりました!

 

公演当日はぜひ、九州にお住まいの多くの方々に来ていただきたいです
(もちろん、他の地域からの遠征も大歓迎です!)

第43回九州公演にご来場ください

最後に、宣伝をさせてください。

福岡公演は、2018年2月18日(日)アクロス福岡シンフォニーホールにて、

プログラムは
ベートーヴェン:《コリオラン》序曲
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
ベートーヴェン:交響曲第7番

となっています。

 

既に他の公演のチケットを購入されたという方でも、ブラームスのヴァイオリン協奏曲は福岡公演のみとなっていますし、ぜひ複数の公演をお楽しみいただけたらと思います

福岡公演のホームページには全地域のプログラムや日程も掲載しておりますので、ぜひご確認ください!

 

第43回公演に向けて、実行委員会の活動もこれからラストスパートです。

皆様のご来場をお待ちしています♪

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