飯森さん×九響の、素晴らしい「田園」を聴きました。

こんにちは、明日梨(@s2azurin)です。

昨日、飯森範親さん指揮の天神でクラシック〈音楽プロムナード〉Vol.26へ行ってきました。

天神でクラシック〈音楽プロムナード〉とは

これは、九州交響楽団によって年に数回開催されているシリーズで、それぞれの回ごとに設定されたいろんなテーマに沿った名曲を指揮者のお話つきで楽しめるのが特徴です。

会場はFFGホール。旧福岡銀行本店大ホールです。

 

地下鉄天神駅・西鉄福岡天神駅からすぐというなかなか良い立地なのですが、 開場まで屋外で待たされ、地下深くにあるホールまでひたすら階段を下らないといけないのが△。

お客さんが高齢化しているというのに、不便を感じる人も多いだろうなあ。

 

写真は屋外に設置されていた看板です。

開場と同時に、私は1,100円の学生券で入場しました。安くて嬉しいです。

いつもは当日券を買うことが多いのですが、今回はちゃんと前売り券を購入済。

 

席は前から5列目の左端の方でした。

私がいつも注目しているフルート首席奏者が見えなくて残念ですが、指揮者や弦楽器奏者の表情や細かな仕草が見えて面白かったです。

開演前にステージ上で練習している奏者も。この感じがちょっと好きです。

盛りだくさんな前半プログラム

ここから公演内容についての感想です。

Twitterなどでクラシックの演奏に対して感想を書くとき、自分の感じ方や言葉の選び方が間違っていないかなあと緊張してしまうのですが、あんまり考えこまずに書こうと思います。

 

1曲目はヘンデル / 水上の音楽(ハーティ版)

爽やかに始まりました。
素敵な演奏だった気がするのですが、正直ちょっと眠たくて記憶が曖昧。。。笑
決して演奏がつまらないというわけでなくても、演奏会の会場ってどうして眠たくなってしまうのでしょう。

 

2曲目はグローフェ / ミシシッピ組曲

これまで2、4曲目のみ、しかも吹奏楽版しか聴いたことがなかったのですが、1、3曲目がこんな綺麗な曲だったとは。
1曲目「父なる河」は弦楽器、ホルンのメロディが美しかったです。 ハープも印象的。
ファゴットの印象的なソロに始まった2曲目「ハックルベリー・フィン」はかっこよくて、飯森さんの指揮でオケ全体がわあっと盛り上がっていく緊張感がたまらなかったです。
金管のミュートやフラッターの音が面白いし、打楽器奏者が吹いていた不思議な音のする楽器はなんて名前なんだろう。
3曲目「懐かしきクレオールの日々」はアングレを始めとした木管セクションとハープの澄んだ音色にうっとり。
4曲目「マルディ・グラ」はお祭りのよう。だけどしっかり作り込まれていてとても楽しかったです。

 

3曲目はスメタナ / 交響詩「ヴルダヴァ(モルダウ)」。名曲ですね。

冒頭のフルートとクラリネットによる押しては引いていくような細かい音符に始まり、最初から最後まで期待どおり(?) の良い演奏でした。
後半でやっと登場したピッコロの、カーンと突き抜けてくる(だけど嫌じゃない)音がとても印象的。
演奏後、管楽器奏者を何人か立たせて指揮者が退場しても拍手がなかなか鳴り止まず、もう一度入場してフルート奏者陣を立たせ、首席の大村友樹さん(@flomura)と握手している様子に心温まりました。

 

このように前プロからもりもりだったのですが、飯森さんのお話が期待していたほど面白くなかったかな(真面目だった)というのと、 この演奏をアクロスの音響で聴けたら…(FFGだとここぞというときに響き切らない)というのが少し残念でした。

素晴らしい「田園」とアンコール

後半プログラムはベートーヴェン / 交響曲第6番「田園」

個人的に、ベートーヴェンの中で一番好きな交響曲ですが、生で聴くのは初めてです。
休憩の間にティンパニ以外の打楽器が片付けられ、編成も小さくなって少々寂しくなったステージ上でしたが、演奏が始まった瞬間びっくり。
ホールから飛び出して、田園の風景へ連れて行かれたようでした。

気持ちが高まる中、冒頭の弦楽器から木管セクションへ移る際の、オーボエの軽やかで微かな一瞬のフレーズがとても素敵で心奪われました。
洗練された弦楽器や、きらきらした木管のアンサンブルが終始素晴らしかったです。

 

これまでFFGホールの音響はあまり好きではなかったのですが、ベートーヴェンの曲にはぴったりで、今日はこの曲を聴くためにここに来たんだ!と思ってしまうほどでした。

 

いいなあ、と思ったポイントがたくさんあるのですが、2楽章の終わりで、フルート・オーボエ・クラリネットによるプログラムノートに書いてある通りのこれか!っていう掛け合いや、

3楽章の湧き上がるような弦楽器に導かれたオーボエ、その2回目の、極限まで音量を絞ったような、だけど綺麗で軽やかなメロディ、その少しあとのフルートを中心とした木管アンサンブルなど、 最初から最後まで目が(耳が?)離せない演奏でした。
ただ、5楽章の最後の余韻を楽しみたいのに、すぐに拍手を始めたお客さんがいたのが残念。。。

 

アンコールには、糸島市の風景についてのお話からの、滝廉太郎 / 花を演奏されました。

誰でも知っている日本の曲をオーケストラで演奏してもらえて、とても穏やかで心地よい気分になりました。
素朴な曲だけれど、プロオケによる洗練された素晴らしい演奏。
日本の楽団ならではの、こういったアンコール大好きです。

おわりに

全体として、今回も満足度の高い演奏会でした。
九響の公式facebookに公演中の写真が掲載されています。

興奮した勢いで、お見送りに出てこられていたオーボエ首席奏者の佐藤太一さん(@ta1_oboe)に感想を直接お話しさせてもらったのですが、顔を覚えていただいていてとても嬉しかったです。

帰り際にばったりと高校時代の後輩に会ったり、 こういったのも演奏会の楽しみですね。

 

それでは♪

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